2017年映画英語教育学会(ATEM)東日本支部 第8回支部大会のお知らせ

日時: 2017年12月17日(日) 10:00開会
会場: 麗澤大学東京研究センター  新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー4F(新宿西口徒歩10分)
プログラム詳細(印刷用データはこちら)

基調講演:13:00~14:30 

「映画・ドラマを活用した英語テキスト開発
-Learn English with “Titanic” 出版までとこれから-」
講師 角山照彦 広島国際大学看護学部教授

タイム 発表者(所属) タイトル
10:00~10:15 開会の辞/総会(ATEM会員のみ)
休憩 5分
10:20~10:45 ①大月敦子(専修大学)幼児・児童英語母語話者の『Be動詞』の語法文法について
10:45~11:10 ②清澤 香(国際基督教大学)クリティカル・シンキングの授業導入
11:10~11:35 ③塚田三千代(映画アナリスト・翻訳家)映画と文化データベースMovie and Culture Database (略称:MCDB)」について
11:35~12:00 ④藤田久美子(進学塾トーマス講師・元白梅学園大学講師)映画『ブルックリン』(2015)に描かれた一人の移民女性の成長と自立
12:00~13:00  昼食
13:00~14:30 基調講演 角山照彦 (広島国際大学)
映画・ドラマを活用した英語テキスト開発
-Learn English with“Titanic”出版までとこれから-
休憩 5分
14:35~15:05 ⑤(招聘)小林敏彦(小樽商科大学大学院)
現実の英語と映画の英語の9の相違点:音声、語彙構文、語用論的特徴の比較
15:05~15:35 ⑥(招聘)藤枝善之(京都外国語大学・短期大学)
The定冠詞!― 映画で英文法を楽しむ
休憩 5分
15:40~16:05 ⑦吉田雅之(早稲田大学)
歴史言語学からみた人名表記
16:05~16:30 ⑧小泉勇人(東京工業大学)
ウディ・アレン映画で英語教育のススメ
ーMagic in the Moonlightにおける魔法の正体ー
16:30~16:55 ⑨清水純子(慶應義塾大学)
シネマデータベース構築の留意点と使用方法
16:55~17:20 ⑩日影尚之(麗澤大学)
食の映画で学ぶことばと文化ー『マダム・マロリーと魔法
のスパイス』( The Hundred-Foot Journey, 2014)の場合
17:20~17:30 閉会の辞
敬称略
参加費:無料/懇親会:17::40~19:30(4,000円)
連絡先 ej-seminar@atem.org   http://www.atem.org/higashinihon

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第8回 映画英語教育学会 東日本支部大会 基調講演 
2017年12月17日(麗澤大学東京研究センター)

「映画・ドラマを活用した英語テキスト開発
-Learn English with “Titanic” 出版までとこれから-」
角山照彦 広島国際大学看護学部教授

 本講演では、映画やドラマといったオーセンティックな映像素材を活用した英語テキスト開発における実際の制作過程や必要となる手続きについて解説すると共に、今後のテキスト開発の方向性や課題について触れる予定である。映画英語教育を実践している教員の中には、その実践で得られた成果や知見を学会で発表するだけでなく、開発教材をテキストとして出版したいと願う人も多いことであろう。しかし、映画会社との権利許諾処理など映画特有の手続きがあり、通常のテキスト開発と比べ往々にして敷居が高くなっている。そこで、教材開発に関心を持つ教員向けに、筆者が試行錯誤の末、映画『タイタニック』を活用した英語テキストであるLearn English with“Titanic” を出版するに至るまでの過程を紹介する。また、同書を例にとりながら、「総合教材」という側面が強い映画の活用法を昨今のキーワードである学力の多様化やアクティブラーニングへの対応に焦点を当てて提示していく。

プロフィール
山口県出身。ATEM前会長。京都大学法学部卒業、英国バーミンガム大学大学院英語学研究科修了〔Master of Arts〕、広島市立大学大学院国際学研究科博士後期課程修了〔博士(学術)〕。広島文教女子大学准教授を経て、現在に至る。専門は英語教育学。映画、ドラマといったオーセンティックな映像素材を活用した英語教材開発の他、CALLやLMSの活用に関心があり、主な著書に『映画を教材とした英語教育に関する研究』(ふくろう出版)、『「プラダを着た悪魔」で学ぶコミュニケーション英語』(松柏社)、『映画「タイタニック」で学ぶ総合英語』(成美堂)、『「グリー」で学ぶコミュニケーション英語1:ニューディレクションズ結成』(松柏社)がある。