SIGs

ATEM会員各位

支部内および支部の垣根を越えた研究・教育活動の促進を目指し、SIGs (Special Interest Groups) を設立いたしました。2019年度に申請のあったSIGsは以下の通りです。各SIGの今後の活躍を期待します。また、各SIGへ質問等ある場合には直接代表者の方へ連絡をお願いいたします。

横山 仁視
ATEM(映像メディア英語教育学会)会長
京都女子大学 文学部

Dear ATEM Members,
We have established Special Interest Groups (SIGs) to promote academic research on and ELT activities through a growing range of multimedia resources. Please read the descriptions below of active SIGs in 2019. We expect the SIGs to prepare researchers as well as English learners for academic/educational success. Should you have any inquiries for a SIG, please contact the representative directly. Thank you.

YOKOYAMA, Hitoshi
President of ATEM (The Association for Teaching English through Multimedia)
Kyoto Women’s University, Faculty of Arts



<北海道支部/Hokkaido Chapter>
●ビジネス英語研究会 (SIG on Business English)
・代表者:小林敏彦(国立大学法人小樽商科大学大学院)  e-mail address: toshi84123@res.otaru-uc.ac.jp
・研究目的:日本企業の国内外へ向けた情報発信及び広報活動に関するウエップサイトや刊行物の英文メッセージの談話分析および関連する外国人就労者問題に関するメディアの取り扱いについて研究し、英語教育へのフィードバックを模索する。

●医療英語研究会 (SIG on Medical English)
・代表者:足利俊彦(北海道医療大学)  e-mail address: ashikaga@hoku-iryo-u.ac.jp
・研究目的:高齢化社会の到来に伴い、医療系大学や医療系学部の新設が急増している。その結果、医療系の専門分野に特化した英語教育についてもこれまで以上に注目を集めるようになっている。しかし、映画やドラマなど各種メディアを活用した医療英語教育についてはこれまであまり研究されていないのが実情である。そこで本研究会では医療英語教育における映画やドラマを含む各種メディアの活用の可能性について調査・研究を行う。


<東日本支部/Higashi Nihon Chapter>
●外国語学習向上のための映像メディア作成研究会 (SIG on Creating Visual Media Products for the Enhancement of Foreign Language Learning)
・代表者:Ryan Spring(東北大学)  e-mail address: spring.ryan.edward.c4@tohoku.ac.jp
・研究目的:映像メディアの作成を通した外国語教育を様々な面から考察し、どのようなメリットがあるかを明らかにする。具体的に、外国語で映像メディアを作ることによって、学生のモチベーション・外国語スキルがどのように変わり、また、学生の外国語への意識や学習環境がどのように改善されるかを研究する。

●映画映像とコーパスによる文化的英語教育研究会 (SIG on Teaching Culture and English through Movies and Corpus)
・代表者:塚田三千代(翻訳・映画アナリスト)  e-mail address: tsukada@dc.catv.ne.jp
・研究目的: 映画が持つ力は文化と言語にあるので、それらを分析することで映画に潜在する「自然・環境と人間関係」「人間の心情の変容」「異文化意識」「コミュニケーション回路」を解明し、その知見を語学教育現場の手引きとして生かすことを目指す。必要に応じて広義のCorpusも援用し、語句や人物名の歴史的・社会的背景にも気を配る。
 尚、本年度については、以下の映画作品を取り上げる予定である。『海の上のピアニスト』(The Legend of 1900, 1998)、『ターミナル』(The Terminal, 2004)、『ホリデイ』(Holiday, 2006)、『クイーン』(The Queen, 2006)、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(There Will Be Blood, 2007)、『ライフ!』(The Secret Life of Walter Mitty, 2013)、『クレイジー・リッチ』(Crazy Rich Asians, 2018)、『ラスト・クリスマス』(Last Christmas, 2019)、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(A Rainy Day in New York, 2019)など。

● 映画・ドラマ・YouTubeとコーパス分析を通じた実用英語教育のための提案(SIG on How the English of Movies, TV Dramas, and YouTubes Can Contribute to the Development of Practical English Education)
・代表者:大月敦子(専修大学)  email address: aotsuki@isc.senshu-u.ac.jp
・研究目的:映画・ドラマ・youtubeに見られる文法事項や構文の実例を言語コーパスを参照して分析し、日本の学校で習う文法事項や構文と英語母語話者の使う文法事項や構文およびその使用頻度との間にどの程度乖離があるのか、また乖離があるとすればそれを解消するには、どのような例文等が教材として望ましいのかについて考察し、実用英語教育の発展に貢献したい。


<西日本支部/Nishi Nihon Chapter>
●資格試験英語研究 (SIG on English for Certified Tests)
・代表者:はぎ寛美(京都産業大学)  e-mail address: romysho0201@gmail.com
・研究目的:TOEIC、TOEFL、英検の3資格試験に絞り、各試験間を超えた英語運用能力の向上を目指すための効果的は教授法を考える。結果として、どの資格英語試験においても、得点の向上を見ることができるように研究、また教材の共同開発も行う。メンバーが各試験を受験した際は、最新方法のシェアを行い研究内容に反映させる。

●英語学研究会(SIG on English Linguistics)
・代表者:吉川裕介(近畿大学)  e-mail address: y-yoshikawa@waka.kindai.ac.jp
・研究目的:本研究グループでは、映像メディアを活用して言語学的な現象を検証し、教育現場への応用や実践につなげることを提案する。具体的には、映像メディアが理論と実践の橋渡しとしての役割を果たし、英語学習者にとって本質的な理解と実際的な運用を身につける上で非常に有用であることを、理論言語学的な見地やコーパスデータ等を通して提案する。また、グループで集積したデータや資料をメンバー内で共有し、学習教材・教授用資料などの共同開発を行う。


<九州支部/Kyushu Chapter>
●文化・文学/映画分析研究会 (SIG on Studying on Literature and Culture through Media)
・代表者:吉村圭(九州女子大学)  e-mail address: k-yoshimura@kwuc.ac.jp
・研究目的:学生が小説を読まなくなり、教育が実学重視に偏りつつある昨今、授業で文学作品を扱うことが年々難しくなっている。これは文学研究の危機であるだけでなく、多角的なものの見方をする能力の低下につながる深刻な問題である。ここで一助となるのがドラマや映画などの映像メディアであると本研究会は考えている。文学作品とその映画化作品の研究は早くから行われているが、映画の原作に対する忠実度に基づいての評価が中心で、往々にして小説(文字メディア)>映画(映像メディア)との批評がされ、その二項対立的な批評の仕方からなかなか進化せずにいた。しかし、近年のアダプテーション理論は、小説、演劇、映画、ドラマ、アニメ、ゲームなど多様なメディアを横断し、「アダプテーション」という語それ自体を「創造的な解釈」と再定義し、無限の可能性を持つ概念として議論を展開している。原作小説が「アダプト」される時、その時代や文化などの影響を受けてどのように変異しているか、文学の表現がどのように多様化・複雑化しているか、各場面を照合するのではなく、原作のエッセンスがどのように再解釈されているかなどを探ることによって、新たな文化・文学/映画研究を展開することを、本研究会の目的とする。

以上