第6回映画英語教育学会(ATEM)東日本支部大会特別講演のご案内

映画英語教育学会(ATEM)東日本支部会員各位

11月29日(日)に開催されます第6回映画英語教育学会(ATEM)東日本支部大会の特別講演をご案内申し上げます。今回は、映画を利用した英語学習教材開発に精力的に取り組まれ、多方面でご活躍されていらっしゃいます小林敏彦先生(国立大学法人 小樽商科大学院研究科教授)をお迎えして、オーセンティックな教材とは何か、そしてその開発のコツについて貴重なお話を伺います。皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。

*大会研究発表応募締切は10月18日となっており(氏名・所属・連絡先(メールアドレス)・発表概要(日本語300字程度/英語200語程度)を「映画英語教育学会東日本支部 大会準備委員会」ej-seminar@atem.org 宛)、発表はATEM会員であればどなたでも応募可能です。なお、本年度会費が未納の方は、出来る限り早急にご納入いただきますようお願い申し上げます。

講演 『オーセンティックなリスニング教材開発:データ収集からタスク作成まで』
講演者 小林敏彦 KOBAYASHI Toshihiko
国立大学法人 小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(専門職大学院ビジネススクール)教授

発表要旨
洋楽、洋画、TVドラマ、車内放送、館内放送、生の会話、インタビューなど身近にあるオーセンティックな英語の音を費用をかけずにそのままリスニング教材として授業で活用するための全プロセスを提示する。データの収集、データの選抜、タスクの作成の各段階を具体的に例示し、詳細に解説し、教材の実物として、私が過去13年間担当してきた小樽商科大学の教職科目「英語科教育法III(教材開発論)」の受講者が作成した授業配布用のハンドアウトの実物をすべて発表会場に持ち込み、一人でも多くの方々に実際に手に取ってご覧いただく予定である。受講生の中には現在中学、高校、大学で活躍し、教科書の執筆をしている卒業生もおり、全国の教職課程の中でもユニークな内容となっている。教員自身がオーセンティックな教材開発に積極的に取り組み、現場のニーズに合致した教材を授業で使用することで、自身のモチベーションも上がることを実感していただきたい。

プロフィール
小樽商科大学商学部経営法学コース卒、ハワイ大学大学院英語教育研究科修了(MA in ESL)
ハワイ州会議通訳者免状(同時・逐次)4種全取得
ハワイ大学日本語講師を経て、現在に至る。
チャールズ皇太子夫妻来日記念第一回ブリティッシュカウンシル主催英語スピーチコンテスト学生の部全国第2位(1986年)。
コバ英語ジム(KEG: KOBA English Gym) および口語英文法研究会口語英文法研究会(CEG: Colloquial English Grammar Circle)主催。
3M(Media/Movie/Music)を活用した「わかりやすく(Clear)、おもしろく(Interesting)、ためになる(Practical)授業」を心がけている。